【GrandstreamWave】iPhoneからVPN(L2TP/IPsec)でPBXに接続しフリーダイヤル発信してみた【softphone】

iOS/Android

iPhoneからPBXが置いてあるネットワークにVPN接続を行い、softphoneアプリGrandstream Waveを用いて発信する方法を紹介します。

スポンサーリンク

まずはiPhoneにVPN(L2TP/IPsec)設定を行う


今回は既にルーター側にVPN設定は完了している前提で進めていきたいと思います。
↓ルーター側設定はこちら参照

【設定メニュー】→【一般】→【VPN】へと進みます。
※画面はソフトウェアバージョン12.3.1

VPN構成を追加を押すと設定画面になります。

メイン設定

設定箇所詳細
  • タイプ:L2TP (IPsecでは無いので要注意)
  • 説明:任意の名前
  • サーバ:接続先のグローバルIPアドレス
  • アカウント:ルーターに設定した接続ユーザ名
  • RSA SecurID:なにもしない
  • パスワード:ルーターに設定した接続パスワード
  • シークレット:ルーターに設定した共通鍵
  • すべての信号を送信:なにもしない

上記情報入力後完了を押し、VPNをONにします。

接続に成功すると画面上にVPNマークが表示されます。
これで下準備はOK!ここまでの設定で指定のネットワークにアクセスが出来るようになったので、各種アプリと組み合わせて様々な作業が可能になります。

ソフトフォン側の設定


色々ソフトフォンアプリはありますが、今回は電話機でも有名なGrandstream製アプリのGrandstreamWaveを使ってみたいと思います。

Grandstream Wave
Grandstream Wave
開発元:Grandstream
無料
posted withアプリーチ

アプリ起動後、画面右下のSettings → Account Settings → 右上の+ → SIP Account と進みます。

次に実際にPBXへ接続するための設定を行います。今回はFD発信がメインなのでVoiceMailは設定しません。

メイン設定

設定項目詳細
  • Account Name: 任意の名前
  • SIP Server:PBXサーバーアドレス ※今回はVPNで接続なのでプライベートIP
  • SIP User ID: 内線番号(Extension)
  • SIP Authentication ID: 内線番号(Extension)
  • Password: 内線番号(Extension) のパスワード
  • VoiceMail UserID:今回は触れません
  • Display Name:任意の名前

入力後右上のチェックマークを押すと、前の画面に今作成したアカウントが表示されます。
正しくレジスト出来た場合は緑色のが付きます。失敗時は赤い

これでサーバーに接続出来たので、画面下のKeypadアイコンからプレフィックスを付与すれば発信出来ます。
もちろん内線も受けれるのでどこにいても仕事が出来ちゃう、もはや秘密道具どこでも社畜
是非お試しください(ᵔᴥᵔ)

コメント