現在自宅で利用中のSurfaceBook2の使用を開始してから早1年が経過しました。
Windowsダントツの美しさを誇るSurfaceBook2。価格も下がって来たので購入を検討、またはMacBookProと迷っている方へ、実際にそこそこ使い込んでからでないと分からない排熱問題や良い点・悪い点評価してみました。
SurfaceBook2基本SPEC
実際に使っているのは下記モデル。
- 画面サイズ:13.5インチ
- メモリ:16GB
- CPU:第8世代Core i7-8650U
- SSD:512GB
15インチモデルと迷いましたが、持ち運びやすさとGPU性能どちらを選ぶか で 今回は持ち運びやすさをチョイス(15インチはNVIDIA GeForce® GTX 1060)
後15インチでもキーボード側のボタン間隔やトラックパッドの大きさが変わらず、ただ何もない所が横に広がるだけってのがにどうしても許せなかった。。。
後やはり迷ったのが良く比較対象に挙げられるMacBookPro🍎
どちらも見た目だけでは決めかねる程美しい マグネシウム合金ボディ… で、色々悩んだ挙句決め手となったのが以下の3点↓
①Type-C(PD)での給電が出来るPCだから
これかなり重要視してた部分。理由は簡単。モバイルバッテリー一個で無双したかったから。持ち歩く物増やしたくないのです。で、他のSurfaceだと出来るモデルが無く、この時点で候補はSurfaceBook2かMacBookProかレッツノートSVの3つに絞っていました。
※レッツノートSV レガシーな端子を揃えつつもPD給電を搭載した人気機種(見た目はお察し)
②仕事がWindowsメインだから
これは超個人的理由ですけども、職場がWindows向けアプリ開発メインで全PCWindowsなので。。。MacにWindows入れれば?ってお声も有るでしょうが、逆にWindowsにMac入れれば?って話しです(個人的見解)
③タッチパネルに対応しているから
仮想環境にAndroidを入れたり、アプリ開発を行う時にタッチパネルが欲しかった事と、結構本格的なお絵描きが出来る点も後押し材料となり、全てを満たしてくれるSurfaceBook2に決まりました。
ベンチマークしてみる
取り合えず定番のベンチマークCristalDiskMarkとCINEBENCH結果↓
(これ購入時にもやっとくべきだったなぁとちょっと後悔…)
でも多分見た感じ大した使い込んでないSurfaceBook2のレビュー記事のものと大差無さそうなのであまり劣化は無いと考えて良さそう。
肝心の排熱性能はどうなのか?って事でHWMonitor!
ちょっと見づらいですが、ほんのちょっとディスク温度が高めかな?位。
※上記のベンチマークは非充電状態で最も高いパフォーマンスに設定して行ってます
ベンチの数値であれこれ見るよりも、実際に使ってみた感想の方が幾分役立つと思いますので以下良い所悪い所まとめ↓
使い込んで分かったSurfaceBook2の良い所・悪い所
良い所① トラックパッドの操作性はピカイチ
仕事でも数台ノートPCを使いますが、どれと比べてもダントツSurfaceBook2のトラックパッドが使いやすいです。複数指スワイプ等のなめらかさはスペック要因も有るとは言えとてもスムーズで滑らか。
マウスが無くても全くストレスにならないのはさすがの作りと言えるでしょう。
良い所② PD給電がとにかく便利
これ目当てで購入してるので当然ですがやはり便利。今までのノートPCはでっかいアダプタを持ち歩かなければならないのが常識でしたが、それを覆したのがパワーデリバリー!もはやPCすらモバイルバッテリーで充電する時代です。
残念ながらスマホはiPhoneなので現在ライトニングケーブルも必携ですが、最終的には全てType-Cで統一して行きたい。。。
良い所③ Surfaceペンが意外と役立つ
付属はしておらず別売りですが、SurfacePenがかなり便利。絵描かないならいらないと思われがちですが、これペンのお尻がクリック出来て、シングルクリック・ダブルクリック・トリプルクリックでそれぞれショートカットの割り当てが出来ます。例えばこれで写真撮ったりとかも。で、使わない時は画面横にくっ付けて置けるし、ちょっとPDFに文字書いたりでも使えるので利用頻度はかなり高い。
良い所④ ファンは静か
余程の負荷を掛けた時は当然それなりの音量を発揮しますが、通常時ならほぼ無音と言って良いレベルで静か。
図書室や喫茶店など場所を選ばず使用する事が出来ます。
悪い所① とにかく重い
やはりここが一番ネック。13.5インチが約1.6Kgで15インチが1.9Kgあるので、リュックならさほど気にならないものの、ビジネスバッグに入れた時は中々辛い。ちょっと重めのダレスバッグとかに入れたらもはや筋トレの域。 他にも持ち歩く物が多い人や女性では結構厳しいかも知れません。
悪い所② 排熱に少し難有り
高スペック故にどうしても出てくる排熱問題。GPUはキーボード側に内蔵されていて、高解像度のゲームや動画のエンコード等を行うとキーボード底がかなり熱いです。
でも一番の問題はディスプレイ側。ディスプレイ側にCPU・メモリ・ディスクが搭載されており、ただでさえ熱を持ちやすいディスプレイにCPUの高負荷が加わると相乗効果でかなりの熱を帯びます。その状態を続けてしまうと近くに配置されているディスクの寿命を縮める結果に繋がりかね無いので、こまめにディスプレイの裏側に手をかざして熱チェックをしています。。
後、充電を行いながら作業をすると非充電時と比べてかなり熱を帯びるのでこれも注意が必要です。
薄型化する為には致し方ないですが、もう少しファンのパワーアップ等排熱対策は欲しかった所。
悪い所③ バッテリーは公式程持たない
Surface Book 2 13.5 インチ: 約 17 時間連続使用できるので、動画もたっぷり楽しめます。テストは、Microsoft が 2017 年 10 月に発売前のインテル® Core™ i5、256GB、8GB RAM を搭載したデバイスを使って実施しました。テストは、ビデオ再生中のバッテリの完全放電により行われました。以下を除き、すべてデフォルトの設定を使用しました。Wi-Fi はネットワークに接続され、明るさの自動調整は無効でした。バッテリー駆動時間は設定や用途などの要因によって大きく異なります。
Microsoft
当たり前ですが普通に使っていたら17時間も持ちません。輝度を最小に下げ、節約モードをONにし最もパフォーマンスを下げ、大した作業をしないのなら近い時間は持つかもしれないですがそれもはやSurfaceBook2である意味…って話し。体感的には良くて8時間程度です。PD給電のお陰でここのマイナス点は抑え目。
悪い所④ 片手で開けれない
大したデメリットでは無いですが、ちょっとストレスなのがコレ。ディスプレイとキーボードが磁石でピタっとくっ付くんですけどこれが中々強めなので片手で開けるのがかなり厳しい。絶対に磁石にする必要性は無かったと思う。
悪い所⑤ インターフェースが貧弱
外部出力端子もType-Cで行う為、ディスプレイに出力する場合は変換コネクタが必須になります。後、SDスロットが有るんですが刺すとはみ出るのが非常に残念。なので普段はコレにmicroSDを刺して仮想ドライブ代わり&ゴミ予防用キャップにしてます↓
やはり最高のスペック
開発でガシガシ使い、仮想環境に色々入れて中々に酷使を続けた1年間でしたが、これと言った不具合も無く快適に仕事が出来ました。
正直値段的には安いとは言えないですが、その性能は間違いなく第一線で活躍できるモンスターマシンなので、PCの買い替えや検討中の方も是非一度選択肢に入れてみてください(ᵔᴥᵔ)
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